ご質問 FAQ

Q:このプロジェクトを始めたきっかけは?

2001年にある高校で知財のセミナーを行いました。大学時代の友人が勤務している学校でした。その高校では、生徒さんたちが発明をしていました。その発明について特許出願をしたところ、特許を取得できて発明が製品化されました。生徒さんたちはとても喜びました。それがきっかけです。

 

Q:このプロジェクトはいつから始めたのですか?

2014年に始めました。

 

Q:このプロジェクトを続けている理由は?

「おもしろそうだから」と答えています。

しかし、メディアの方々はそんな答えでは納得してくれません。そんなときは、

 ・自分のスキルを使った社会貢献がしたい。

 ・こども達に発明を身近に感じてもらいたい。

 ・こども達に、特許出願という大人の世界を経験させたい。

 ・これをきかっかけに、将来一流の技術者や研究者になってほしい。

 ・日本は資源に乏しいが、アイデアは無限である。

と答えるようにしています。

 

Q:こども達の発明はどのように募集するのですか?

プロジェクトのウェブサイトからの問合せや、知り合いのいる学校からお受けしています。

 

Q:どんな発明がありますか?

日用品や災害時に役立つもの、防犯グッズなどの発明があります。

 

Q:支援するかしないかの判断はどのようにするのですか?

基本的には全てのケースをお受けするようにしています。

 

Q:今まで何件くらい支援したのですか?

2019年3月時点で19件ほど出願しました。内1件は米国への出願です。

 

Q:なぜ無料でできるのですか?

書類の作成は協力弁理士がボランティアで行います。印紙代はプロジェクトが負担しています。

 

Q:協力弁理士の方は何名くらいいるのですか?

 現在約20名です。

 

Q:特許を取得できそうな発明はありますか?

あると思います。但し、特許を取得するためには最低15万円程度の費用が必要ですが、プロジェクトではこの費用はサポートしていません。

 

Q:特許出願の書類を作成するのにどのくらいの時間がかかりますか?

忙しい弁理士の先生方にボランティアでお願いしていので、必要な資料がそろってから2~3か月程度の期間を頂いています。

 

Q:実際に特許を取得するためには、どのような手続きが必要ですか?

特許出願をした後3年以内に、「出願審査請求」という手続きが必要です。これは、特許庁に対して「審査してね」という手続きです。この手続きには最低15万円程度の費用が必要なので、これまで本プロジェクトでは出願審査請求をした例はありません。

 

Q:こども達と直接会うことはあるのですか?

基本的にはありません。親御さんや先生を通して、メールで連絡をさせて頂いております。

 

Q:特許出願をお願いするには、どのような情報を提供すればいいのですか

先ずは、発明の内容です。簡単な絵・写真や、発明の内容を記載した文章が必要になります。

また、お子さんのお名前(漢字&ローマ字)、保護者様のお名前および住所(漢字)、学校名および学年をお聞きしています。

 

Q:特許出願の書類に自宅の住所は掲載されますか?

掲載されます。ただし、集合住宅の場合に部屋番号は記載致しません。なお、学校からご依頼頂いた場合には、学校の住所を記載することもできます。

 

Q:特許出願の内容は一般に公開されるのですか?

出願後1年半経過時に誰でも特許庁のウェブサイト(jplat-pat)で検索できるようになります。ウェブサイトでは、住所の市区名までは表示されますが、番地等は表示されません。ただし、同時に発行される公開公報(PDF形式)には番地まで表示されます。

 

Q:こども発明プロジェクトでは、個人情報の取り扱いはどうなっていますか?

頂いた個人情報は、世話人及び担当弁理士以外には開示されません。ただし、保護者様、先生にご了承を頂くことを条件に、本プロジェクトのウェブサイトやFacebookに、発明の内容、お子さんのお名前、学校名、学年、頂いたお手紙などを掲載させていただく場合がございます。

 

Q:弁理士の先生方に感謝の気持ちをお伝えしたいのですが?

感謝のお手紙を頂ければ、先生方の励みになります。短いもので結構です。メールに添付してお送りいただければ十分です。なお、お手紙は、プロジェクトのウェブサイトやFaceBookに掲載させていただく場合がございます。

 

 Q:ワークショップやセミナーは開催していますか?

独自に開催はしていませんが、学校などから要請がある場合にはお受けしています。ワークショップでは、実際に発明をするプロセスを体験してもらいます。

 

 Q:マスメディアから取材を受けることもあるのでしょうか?

たまにお受けすることがあります。可能な範囲で取材にご協力いただく場合もございます。

 

Q:特許出願を弁理士に依頼した場合、普通はどのくらいの費用がかかるのですか?

印紙代も含め40万円程度はかかると思います。米国への出願の場合は翻訳代も含めると100万円ほどかかります。